理事長 遠藤美保子
私たち人間は、神さまによって生命を与えられ、唯一無二の存在として、豊かに守られ愛されています。一人ひとりは、資質も発達段階も異なりますが、みんな尊くかけがえのない存在です。幼いときから自分が自分であることを喜び、自分を信じることができる心が育つよう、一人ひとりの発達の援助を行います。
子どもは周りの状況をよく見ています。身近な大人や友だちとの関わりの中で共感や模倣をしながら、学習の基礎を身に付けていきます。また、子どもたち自身が感じて、考えて、心を動かして、自発的に行動できる保育を大切にし、生活意欲や豊かな心を育みます。
原町聖愛こども園は、南に広がる本陣山をはじめ、たくさんの自然に囲まれた豊かな環境の中にあります。神さまが造られたこの自然は、心を和ませてくれる力を持っています。そして、子どもの五感を心地良く揺さぶり、興味や探究心を生み出して、不思議や感動の境地へと導いてくれます。日々生活する園舎内外には、四季折々の草花や自然素材を取り入れて、子どもたちが見て、触って、嗅いで、感じることのできる環境を整えています。
1
養護の行き届いた環境と家庭的雰囲気の中で、子どもの欲求を適切に満たし、生命の保持と情緒の安定を図り、また、健康・安全など生活に必要な基本的な習慣や態度を養う。
2
人との関わりの中で、愛と正義、信頼と思いやりを大切にする豊かな心を育み、人権を重んじると共に、自主・協調の態度を養う。
3
神さまから委ねられた自然環境についての興味や関心を育て、その善き管理者として共に生きる豊かな心情や態度を培う。
4
日常生活の中で、言葉への興味や関心を育て、喜んで話したり聞いたりする態度、正しい言葉遣い、豊かな表現力を養う。
5
音楽、描画、工作(造形)などの体験を通して、豊かな情操・感性・表現力を養い、創造性の芽生えと創意工夫する力を養う。